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ぎふ・いきいき介護事業者「認定証授与式&記念講演会」開催レポート

update 2022/01/06

Image title2021年12月20日(月)、ぎふ清流文化プラザで「ぎふ・いきいき介護事業者 認定証授与式&記念講演会」が開かれました。
「ぎふ・いきいき介護事業者」は、介護人材の育成や職場環境の改善に積極的に取り組む事業者を県が認定する制度。本年度は計27事業者が新規認定または上位グレード認定を受けました。

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同制度は2016年度に始まり、各事業者の取り組みの状況に応じて、3つのグレードで認定しています。最上位のグレード1は、職員のスキルアップやワークライフバランスの促進に加え、社会貢献の取り組み、職員の意見に対しての検討・反映・周知する仕組みができていることなどが求められています。
本年度、グレード1に認定されたのは、有限会社賃貸ルーム、社会福祉法人北晨の2事業者。グレード2は4事業者、グレード3は21事業者が認定され、昨年度までに認定を受けた事業者と合わせた総数は150事業者となりました。認定証授与式には、各介護事業者の代表者が出席。堀裕行健康福祉部長から認定証を受け取った後、「この栄誉に恥じないよう、引き続き努力していきたい」「次は上位グレードの認定に挑戦したい」などと、さらなる向上を誓いました。

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記念講演会は「今、介護現場に求められるICTとは~介護現場を見据えた活用の要点と課題~」をテーマに開催。株式会社ビーブリッド代表取締役 竹下康平さんが登壇し、「人材不足の状況の中でも、介護サービスの質を維持・向上させるためには、事務作業などを効率化するICT導入が鍵になる。ただし、導入には現場の納得感が大切。目的は何かを明確にし、職員と一致団結して取り組んでほしい」などと語りました。

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今回の認定証授与式と記念講演会の模様は、岐阜県介護職チャレンジ応援サイト「ぎふ・いきいきkaiGO!」でも紹介されています。ぜひご覧ください。


▼岐阜県介護職チャレンジ応援サイト「ぎふ・いきいきkaiGO!」

https://gifu-ikiiki-kaigo.com/


グレード1を取得した事業者の声


◆有限会社賃貸ルーム

認知症対応型共同生活介護 グループホーム てんじゅ 所長 平野真弓さん

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当社の主要事業は不動産業で、介護サービス事業者としては2006年に立ち上げたグループホーム1施設のみを運営する小規模な事業者です。そんな私たちが「ぎふ・いきいき介護事業者」の認定を初めて取得したのは2017年のこと。立ち上げ当初の離職率が80%以上に上ってしまった苦い経験から、働きやすい職場づくりに力を注ぐも、理想通りには進まず悩んでいた時期でした。認定制度のことを知った時は「これだ!」と直感しましたね。それから5年、制度のさまざまな特典を活用しながら、人材育成や職場環境改善に取り組んできたことが今日のグレード1認定につながっていると思うと、感慨深いものがあります。おかげさまで、認定前と比べるとチームワークがとても良くなり、職員の定着率も大幅に上がりました。その差は歴然です。

ずっと目標にしてきたグレード1というゴールに今回辿り着くことができましたが、より働きがいのある職場、より良い介護サービスを追求していく取り組みに終わりはありません。これからも職員と力を合わせ、一人ひとりの個性や持ち味を発揮しながらがんばっていきたいと思います。




◆社会福祉法人北晨

特別養護老人ホーム パサーダ 施設長 杉野絵里さん

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当法人が「ぎふ・いきいき介護事業者」の認定取得に取り組んだきっかけは、将来を見据えて人材の確保・育成・定着の好循環を確立したいと考えたことです。申請にあたり、書類の準備が大変かなと思いましたが、実際はそれほどでもなく、県高齢福祉課の方にサポートしていただきながらスムーズに進めることができました。

グレードの認定を取得して良かったのは、職員の声を反映しやすい仕組みができ、職場の活性化につながったこと。同僚への感謝の気持ちや心温まるエピソードをカードに書いて皆に紹介する「パサーダの丘~ありがとうのメッセージ~」も、職員のアイデアが形になったものです。また、「ぎふkaiGO!」ポータルサイトに事業所の情報や、外国人人材活用などの特徴的な取り組みを紹介していただいたり、就職セミナーで県の認定事業者であることをPRできたりすることで、採用活動にも良い効果を発揮しています。

今後も人材育成や職場改善の取り組みを継続し、グレード1の称号にふさわしい介護事業者として進化していきたいと考えています。