介護職をめざしたきっかけ
- 高校卒業後は看護師を目指して進学しましたが、病院での実習を重ねるうちに、責任の重さを理由に1年間休学することになりました。その間、自分が本当にやりたいことは何かと向き合ったとき、実習中に何度も感じていた「患者様が退院した後、どんな生活を送るのだろう」という思いに気づきました。病院では入院中のケアが中心ですが、私はもっと日常的な会話を交わしながら、家族のように寄り添っていきたいと思うようになったのです。病気やハンデがあっても、その方の生活が少しでも豊かで楽しくなるよう支えられる人になりたい。その目標にたどり着けるのが介護の道だと思い、看護学校を中退して介護の専門学校に入学し直しました。もともとご高齢の方とお話しするのが好きだったこともあり、今はこの道を選んで本当に良かったと感じています。

私は今、こんな仕事をしています
- 特別養護老人ホームで生活される利用者様の、起床から就寝までの日常生活を支援しています。食事、入浴、排せつといった基本的な介助を行いながら、必要に応じて夜間のケアも担当。利用者様の多くは認知症をお持ちの方々なので、私のことが誰かわからなかったり、今何をするのか理解できなかったりすることもあります。だからこそ、関わるときには一つひとつ丁寧に声をかけ、何をするのかをお伝えし、目線を合わせてお話しすることを心がけています。また、私たちにとっては簡単な動作でも、ご高齢の方には難しいことが多くあります。これまでも、利用者様が歯磨き後にコップを取ろうとしても手が届かないとき、少し位置を動かすだけで「ありがとう」と感謝の言葉をいただけたこともありました。些細なことでも喜んでいただけると、この仕事をしていて良かったと心から思います。

やりがいを感じる時
- 飛騨寿楽苑の魅力は、地元に住んでいることを実感できる職場だということです。職員も利用者様もなじみのある飛騨弁で会話をするので、職員と利用者という立場でありながら、まるで近所に住むおじいちゃん、おばあちゃんと話しているような感覚になります。
ユニットには施設が建っている地域の地名がつけられ、個室も「何号室」ではなく「何番地」と呼んでいます。利用者様を施設の利用者としてではなく、地域で一緒に生活している人として接することができるこの環境が、私はとても好きです。利用者様と日常的な会話を重ねていくと、最初は反応がなかった方が急に会話を返してくださったり、表情が豊かになったりする瞬間があります。地道な積み重ねが実を結んだとき、大きなやりがいを感じます。

今後の目標
- まだ入職1年目で、どのような役職を目指すかは具体的に見えていません。今はとにかく、先輩職員の技術や知識を吸収し、根拠のある介護ができる一人前の介護福祉士になることが目標です。業務の中で「なぜこうするのだろう」と疑問に思ったときは、先輩職員や施設にいる他の専門職の方々に積極的に質問し、自分の中に落とし込むようにしています。いつか後輩ができて指導する立場になったときは、「なぜそうするのか」という根拠をしっかり伝えられる人材になりたいです。





