イベントセミナー

「福祉の仕事就職総合フェア」開催レポート

update 2017/07/06

2017年7月2日(日)に「福祉の仕事就職総合フェア」が、岐阜産業会館で開かれました(主催:岐阜県・岐阜県社会福祉協議会/共催:全国社会福祉協議会・ハローワーク岐阜/後援:厚生労働省)。


「福祉の仕事就職セミナー」

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「福祉の仕事就職セミナー」は各45分の2部制で行われ、第1部の講師には社会福祉法人「平成会」特別養護老人ホーム「ハートフル」施設長の山田あつ子氏を迎え「福祉の仕事の魅力・やりがいについて」というテーマで、お話いただきました。「福祉に限らず仕事の魅力・やりがいは、なぜこの仕事を選ぶのかという、一番最初の思いと深く関係している」「利用者様やご家族の望みを一緒に実現させることが自己の成長に繋がる、これが福祉に携わる職員の礎になっている」というお話に、参加者の方々はじっくりと耳を傾けていました。
また同じ法人で働くお2人から、介護職を選んだきっかけや、やりがいについてのお話も聞くことができました。


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障害者支援施設「いちいの杜ハートフル」で働く藤田さんは「自分のことよりも周りの為に一生懸命動く」そんな自分の性格に合っているのは福祉の仕事ではないかと考え、福祉大学に進学し介護職へ。「きっかけはなんとなくでも、福祉の仕事にマッチすることもある」と山田氏。介護職3年目の今井さんのやりがいは、担当の利用者様の今出来ることを大事にしながら安全に暮らせる方法を考え、実践した時に、小さな反応が返ってくること。「利用者様の笑顔に、一番の喜びを感じます」と話してくれました。


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第2部は「面接に自信が持てるちょっとしたコツ」をテーマに、「リベル(Liber)」代表 近藤ひろえ氏を講師にお招きしました。「面接時は「どんな人材が欲しいか」をリサーチし、そこを中心にPRすること」「面接官に働いている姿をイメージさせるような具体的なエピソードを入れることが大事」など、幅広い分野に役立つアドバイスを受け、多くの参加者が一生懸命メモを取っていました。


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正しい立ち姿勢、お辞儀、座り方も、ポイントの説明を受けながら実践し学びました。



「福祉の仕事就職フェア」

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1階の大展示場では「福祉の仕事就職フェア(就職合同説明会)」を開催。岐阜県内全域から100の事業所が一堂に会し、そのうち25の岐阜県介護人材育成事業認定事業者も出展されていました。
100事業所で約800の求人が集まり、他の業種と同じく売り手市場の福祉業界。着ぐるみを着たり、カラフルな法被で揃えたり、事業所の職員から積極的に声をかける姿が目立ち盛り上がりを見せていました。


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事業所のブースの他に、福祉の仕事や保育士の相談コーナー、福祉の現場で働く先輩のアドバイスが聞けるコーナーもありました。福祉関係のパンフレットも充実。



「就職フェアに参加した方々の声」

ホームページで相談員の求人を探してもなかなか見つからないが、合同説明会は情報量が多く、現場の雰囲気など詳しい情報も聞けてよかった。(福祉大学4年・女性)

保育士・幼稚園教諭の求人を出している事業所の話を聞きに参加。目的とは違う事業所の方に声をかけられ話を聞いたが、みなさんいい人ばかりで介護職の勉強にもなった。(福祉大学4年・男性)

介護の現場を経験した後、相談員として働きたい。3つの事業所で話を聞くうち、将来目標をイメージできた。時間のある限り、色々な事業所を回りたい。(福祉大学4年・男性)

以前は総合病院の看護師として働いていたが、日勤帯で働ける福祉の現場での看護職を希望。仕事内容が違うので不安も多いが、たくさんの事業所で話を聞きたい。(看護師・女性)

現在デイサービスに勤務中。勤務時間数を増やしたいので転職のために参加したが、いい情報がいっぱい。スタッフの数や人間関係、事業所内で意見を言い合える風通しの良さはあるのかなど、詳しい話を聞きたい。(介護職員・女性)

(出展事業所の方にもお話を伺いました)

私たちが求める第一条件は、元気で健康であること! そしてチームワークが取れる人が仕事の要になる。面接で「人間好きですか?」と質問することも。人との関わり合いを大事に思う方と、一緒に働きたいですね。



当フェアは12月2日(土)にも岐阜市文化センターで開催予定! 今回参加できなかった方も、ぜひご参加ください。