介護職をめざしたきっかけ
- 両親が共働きだったため、小さな頃は常に祖父母と一緒にいました。私が3歳くらいの頃、祖母が脳梗塞になり10年ほど介護が続きました。祖父も寝たきりだったので、自宅で二人を介護していたんです。介護職に就いた今だからこそ分かることですが、昼夜関係なく祖父母の介護をしていた両親は本当に大変な生活だったと思います。意思疎通がうまくいかないこと、孫の私を娘だと思い込み罵声を浴びせられることもありましたが、当時の私にとってはそれが日常だったので、介護に対する抵抗はなく、この仕事を始めるきっかけになりました。介護の大変さを知っている両親からは反対されましたが、私の生活の一部になっていたため、スムーズに働き始めることができました。

私は今、こんな仕事をしています
- 入居者様の生活に必要な介助のほか、ユニットリーダーとしてご家族の方の対応やスタッフの指導・育成も行っています。また入居者様が、ご入居後も地域とのつながりを感じられるよう、地域の伝統や文化、「郡上らしさ」を取り入れることを大切にしています。寒い時期は慣れ親しんだ冬の手仕事として、入居者様主体となって白菜漬けを仕込んでいただいています。使用する白菜も郡上高校のマルシェへ入居者様と買いに出かけたり、一部は清流の家の畑で育てたりしています。2025年は、歩行が不安定な入居者様と車椅子の生活になった入居者様から「昔のように川で鮎を釣りたい」という希望があり、実現することができました。ご自宅で生活していたときには当たり前だった郡上の暮らしを清流の家でも継続できるようにすることが求められていると感じますし、実現できる方法を考えて実践するのが私たちの仕事です。

やりがいを感じる時
- 清流の家には、私の「やってみたい!」という気持ちを真剣に受け止め、「やってみよう!」と言ってくれる仲間がいます。入居者様からのニーズには簡単に実現できないこともたくさんありますが、みんながチームとして団結して一緒に考え、悩み、頑張ってくれるので、困難を乗り越えてしっかり形になった時はやりがいを感じます。そして入居者様がそれを心から喜んでくれた時は、本当に「やってよかった!」とうれしくなります。

今後の目標
- ユニットリーダーとしてスタッフから頼られたり、指導したりする立場ですが、自信がない部分もあります。入居者様とご家族の皆様が安心できるサービスや支援を届けるため、まだまだ勉強することがあります。より良い認知症ケアやチームケアの実践に向けて、介護支援専門員などの資格取得やさまざまな研修への参加を計画中です。また、介護という仕事の「大変・つらい・汚い・閉鎖的・暗い」といったイメージを払拭し、若い世代が意欲的になれる仕組みを作りたいと考えています。まずは地域の皆様に認知症への理解を深めていただけるよう、認知症カフェの枠組みを活用した取り組みを2026年度から開始できたらと思っています。





