介護の勉強 私たちらしい働き方

大須美佐子さん

大須美佐子さん

入職15年目
  • 事業者ジャンル

    訪問介護
  • 勤務先

    大垣営業所/株式会社新生メディカル(認定事業者)
  • 取得資格

    介護福祉士、介護支援専門員、アセッサー、おむつフィッター2級
  • 取材年

    2018年

訪問介護とは

ホームヘルパー(訪問介護員)が利用者の自宅を訪れ、身体介護や日常生活の支援を行うサービス。入浴や排泄介助、着替え、調理、洗濯、掃除など幅広いサービス内容があります。

調整役として広い視野と知識を持つことで

利用者様もスタッフも快適な環境づくりを。

介護職をめざしたきっかけ

もともと看護師や介護職など、人のお世話をする仕事に興味はあったものの、家事や育児に追われ、夢から遠ざかっていました。しかし、2人の子どもが小学校高学年になり少しずつ手が離れ始めた頃、介護職に携わっている友人の助言もあり、ヘルパーの研修を受けてみました。その際、当社の社長の話に感銘を受け、吸い寄せられるように訪問介護の世界へ。パートタイマーとして入職した後、自分の工夫によってご利用者が安全に生活できるようになったり、元気を取り戻していったりする姿に大きな喜びとやりがいを感じ、正職員として本格的にキャリアをスタートしました。

私は今、こんな仕事をしています

入職後はホームヘルパーとしてご利用者の自宅を訪問し、食事や着替え、排せつ、入浴の介助をはじめ、洗濯、掃除など様々な生活のサポートを行う在宅介護に従事していました。その後、正職員になって3年ほど経った頃から、サービス提供責任者として大垣営業所の訪問介護事業を統括する立場に。訪問介護の仕事とあわせて、ご利用者のサービス管理、ホームヘルパーのシフト管理、人材育成、他事業所との連携などを担っています。今の立場として感じる最大のやりがいは、誰もが快適に暮らせるように調整役を務めることです。実際にご自宅を訪問してご利用者と1対1で向き合っていた頃には、つい視野が狭くなり気付くことができなかった改善点なども、客観的な立場に立つことで見えてくるケースも。ご利用者とご家族、ヘルパーの間に立ち、様々な意見を集約してより良い関係性の構築に努めています。難しくもありますが、みんなが笑顔になれた時は大きな喜びを感じます。

この職場の好きなところ

当社の一番の特色は、幹部と現場の距離感が近いこと。研修の際にも、堅苦しい講義スタイルだけではなく、お菓子やお茶を囲んで座談会スタイルで社長と意見を交わすことができるなど、理念を共有する機会が多く設けられています。また、訪問介護という仕事上、ひとたび現場に出れば限られた空間で仕事をすることになります。そのため、個々のスタッフが小さな違和感や悩みを抱え込むことがないよう、定期的にカンファレンスの機会を設定。チームを組む2~5名のヘルパーと管理者で、ご利用者一人ひとりの状況について情報を共有して話し合いを行います。このような機会は、スタッフのメンタルケアにつながるだけではなく、新人スタッフからベテラン職員まで職歴や年齢の垣根なく話し合い、多角的な意見を出し合うことで、ご利用者にとってより良いケアを導き出すことにもつながっています。

今後の目標

管理者として業務の幅が広がったこともあり、時間を効率的に使う工夫を続けていきたいと考えています。そのためにパソコン教室に通い、事務作業の短縮に努めている他、全社を通して介護現場にスマートフォンやタブレットなどの携帯端末を導入し、さらなる情報管理の徹底や業務の効率化を図っています。
また、介護の現場で次世代を担う人材育成の一環として、専門学校の講師として教壇に立ったり、後進の指導にあたったりする機会も増えました。教える側に立つ人間としてより多くのことを伝えられるように、自分自身の知識や技術を向上させる努力も続けていかなければならないと感じています。

私のワークライフバランス

休日に友人や家族と旅行に出かけるのが楽しみの一つ。先日も娘と2人で日光に行ったり、通称「モネの池」として話題の観光地を友人と訪れたり、時間を見つけては訪れたことのない場所へ足を運んでいます。また、友人の大半は仕事を持っていることもあり、食事や旅行に出かけた折に、他愛もない会話の中で介護職以外の様々な世界観や視点に触れることも。コミュニケーションが肝となる介護の仕事にとって、ヒントになることも多くあります。
※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 大須美佐子さんが働いている認定事業者

    株式会社 新生メディカル

  • 〒500-8856 岐阜県岐阜市橋本町2-52
  • http://www.shinsei-md.jp/
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