介護の勉強 私たちらしい働き方

和田小百美さん

和田小百美さん

入職17年目
  • 事業者ジャンル

    訪問介護
  • 勤務先

    ノバネットワークス 訪問介護事業部/有限会社ノバネットワークス(認定事業者)
  • 取得資格

    介護福祉士、ヘルパー2級
  • 取材年

    2018年

訪問介護とは

ホームヘルパー(訪問介護員)が利用者の自宅を訪れ、身体介護や日常生活の支援を行うサービス。入浴や排泄介助、着替え、調理、洗濯、掃除など幅広いサービス内容があります。

すべてやってあげるだけじゃダメ!

利用者様の“その人らしさ”を尊重していきたい

介護職をめざしたきっかけ

40歳の頃まで、パート勤務をしながら自宅で母の介護と5人の子育てを忙しくしていた私。一番下の子が小学校に上がって子育てがひと段落した時、ふと「このままパート先と自宅を往復するだけの人生でいいのかな?」なんて不安になったことがあったんです。そんな折に縁のあった当社の現社長に誘われ、ヘルパー2級の講習を受けることに。当初は母の介護に生かすだけのつもりだったのですが、勤務時間の自由がきく登録ヘルパーとして働くことになりました。
すると、それまでになかった仕事のやりがいや張りあいを感じ、3年後には、介護福祉士の資格を取得。現在まで正社員として楽しく働かせていただいています。

私は今、こんな仕事をしています

元々母の介護のため、必要に迫られて覚えた介護の知識や技術ですが、現在は経験を重ねて、正社員として訪問介護事業部のサービス提供責任者として働いています。
現在も現場にも出ながら、担当者会議への出席や、契約から計画書の組み立て、他ヘルパーの同行訪問、チームへの伝達などを、ほかのサービス提供責任者と協力しながら行っています。
訪問介護で大切にしているのは、私たちはあくまでも利用者様の自立を支援する立場であるということ。母を介護していた時、余命短いことを知らずに過ごす母のために何でもしてあげていた私に、母が「このままでは何もできなくなる」と寂しそうにつぶやいたのを今でも忘れることができません。この教訓を生かし、利用者様のその人らしい生活の維持ができるよう日々努力していきます。

この職場の好きなところ

家庭的な温かみのある会社で、スタッフはみんな仲良し。普段から仕事の悩みやちょっとした相談事、プライベートまで、何でも話し合える仲間が揃っています。会社としても、子育て支援制度など、働くスタッフをバックアップする環境が整っています。キャリアアップを目指す人には、年齢関係なしの支援制度も申し分なし。意欲的な人にやさしく、やる気のある人に適した職場だと思っています。
訪問介護は、基本ひとりきりで利用者様のご自宅に行く仕事。個人対個人のため不安なことも多いですが、当社では、現場ではひとりでも、チーム全体であらゆる情報を共有。利用者様との関係や介護のことで悩むことがないよう、みんなで声をかけあって助け合いながら訪問介護に向き合うことができるので、安心して働くことができます。

今後の目標

20年近い実務経験と、社内外の研修を受ける機会をたくさんいただいたおかげで、個人としては質の高い介護の知識と技術を得ることができたと思っています。
今後は、後任の育成が私の最優先課題。2017(平成29)年末には、会社のバックアップを受けて、介護業界共通の評価に基づいた人材育成を目指す「介護キャリア段位制度」のアセッサー講習を受講しました。今後はアセッサー(評価者)としての取り組みを新たに始め、スタッフのスキルを評価し、さらなる向上を目指します。そして、評価者となることで、私個人としてもさらなる学びを得たいと思っています。

私のワークライフバランス

仕事の日に頭と体を忙しく働かせる分、休日はリラックスが必要です。心も体も休ませて、のんびり孫と遊んだり、猫の世話をしたりすることが、私自身へのご褒美。仕事では「いつまでにしなくてはならない」ことを「次々と済ませていく」のが鉄則ですが、休日は「しなくてはならない」ことを「つくらない」ことが私のルール。
そうすることで、仕事とのメリハリがつき、仕事と休み、両方を長く楽しめるのだと思います。
※インタビュー内容は取材時のものです。
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