介護の勉強 私たちらしい働き方

藤澤千明さん

藤澤千明さん

入職4年目
  • 事業者ジャンル

    グループホーム(認知症対応型共同生活介護)
  • 勤務先

    グループホーム本巣ひまわり(本巣市)/株式会社介護社希望ヶ丘(認定事業者)
  • 取得資格

    介護福祉士
  • 取材年

    2018年

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)とは

原則として、65歳以上で「要支援2以上」の認定を受け、認知症などによって自宅での生活が困難な方が入居できる施設。専門スタッフの援助を受けながら1ユニット(5~9人)で共同生活をします。

家族のような、グループホームの仲間。

“家庭の味”で、くつろぎと安らぎと健康を。

介護職をめざしたきっかけ

長年、飲食店で調理や接客をしてきました。常連のお客様が年齢を重ねるにつれ、食べづらそうだったり味の好みが変わったりしているのを見て、なんとか美味しく食べてもらおうと、食材の大きさや硬さを変えるなど工夫を凝らしていたんです。「おいしかった」「食べられた」という声がうれしくて…。そんな中で「介護食」というものがあると知りました。どんなものだろうと興味を持ち、「介護食」を作って提供したいという思いから介護の道へ。食にこだわって、3食手作りで家庭的な食事を提供している当法人に転職を決めました。実際に食事作りをすると、毎日違うメニューで、利用者様の体調に配慮して献立を調整している事に感動しましたね。

私は今、こんな仕事をしています

介護経験が全くなかったので、すべてゼロから教えていただきました。初めて認知症の方と向かい合ってびっくりすることもありましたが、自分や自分の家族もこうやって年老いていくんだと、受け入れる気持ちが強くなりました。3年間実務経験を積んで、介護福祉士を取得。最近では新人の教育も担当しています。自分の娘のような年代の子も入職してくるので、親のような気持ちで教えています。
得意の料理では、一人一人の利用者様の好みも反映しながら、献立を考えています。煮物は誰にでも大人気の鉄板メニュー。意外に唐揚げやハンバーグも好評なんですよ。
レク委員長として、職員も利用者様も皆で楽しめる行事の企画もしています。先日行なったクリスマス会では職員が出し物をして、大盛り上がりでした。利用者様も「本当にありがとう」と喜んでいて…こちらも込み上げるものがありましたね。

この職場の好きなところ

利用者様から職員まで4世代の家族のような、あたたかい雰囲気が気に入っています。利用者様一人ひとりに時間をかけて丁寧に向き合えるのは、グループホームならではの良さだと思います。
10代から70代までと職員の年代は幅広いのですが、一緒にボーリングをしたり、食事会をしたり。フレンドリーに付き合っています。上司も非常に懐の広い人で、その経験や知識についていきたいと思わせてくれる魅力的な方なんですよ。“笑顔”と“ありがとう”が自然に出てくる素敵な職場です。

今後の目標

介護福祉士の勉強をする中で、自分の視野が広がっていくことが、とても新鮮でした。研修でグループワークをした別法人の人たちとも、すっかり仲良くなって、今でもグループLINEで語り合う間柄です。いろいろな施設の人と、問題や解決法、考え方をシェアできるのがいいですね。また外部の研修にも積極的に参加したいと思っています。
できない理由を探すのではなく、できるようにするための方法を見つけられるように、職員皆が共に成長できるような信頼関係を作っていきたいです。

私のワークライフバランス

残業もほとんどなく、お休みも取りやすいのでありがたいです。
食べることや料理することがとても好きなので、時間があるときはお菓子作りをしています。家族が喜んでくれるので、張り合いがありますね。たくさん作ったときには、ご近所さんにもおすそ分けしますし、上手にできたレシピで、施設内で作ってみたこともありますよ。
休日も「これ、グループホームでできないかな」と、自然にレクレーションのネタ探しをしたりしています。お休み中でも、しょっちゅう利用者様の顔が受かんでくるんですよ。
※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 藤澤千明さんが働いている認定事業者

    株式会社 介護社希望が丘

  • 〒501-0418 岐阜県本巣市七五三709-1
  • http://www.g-himawari.com/
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