介護職をめざしたきっかけ
- 高校を卒業後、25歳まで製造業の職場を転々とし、なかなか仕事が続かず悩んでいました。もともと、人と会話をするのが好きでしたが人見知りでもあり、初対面の方と接することに対する苦手意識から選んだ業種でもありました。そこで、「どうせ続かないのなら、好きではあるが苦手な方を選んでみよう」と一念発起し、福祉の業界へ進むことに。
最初にショートステイの施設で約4年働いた後、特別養護老人ホーム、グループホーム、有料老人ホームなど様々な職場を経験。「続けられるまでいろいろな種類を経験しよう」という気持ちで働き、10件目となる当施設に落ち着きました。若い時は、気に入らないことがあるとすぐに辞めてしまっていましたが、苦手だったことにも挑戦して自分を成長させたいという気持ちに切り替わり、今はとても充実しています。
私は今、こんな仕事をしています
- 私は、特別養護老人ホーム内にあるショートステイでユニットリーダーをしています。利用者様が、安全に楽しく過ごしていただけるよう心を配ることはもちろんですが、スタッフが気持ちよく働ける環境作りに努めています。ショートステイは入退所が毎日のようにあり、シーツ交換や、荷物チェック、入浴介助などで一日があっという間に感じます。そのような日々で、どれだけ利用者様に満足して過ごしていただけるか、自分に何ができるかを常に考え、課題を決めてケアをさせていただいています。
利用者様とスタッフが雑談をする機会がありますが、皆が楽しそうに会話をしている様子を見るとほっとしますね。
この職場の好きなところ
- スタッフ一人ひとりがお互いを尊重し、助け合えるところが好きですね。新人職員の指導も施設全体で協力して行っており、成長具合を報告するリーダー会では、色々とアドバイスをいただけるのも心強いです。長い目で見て、その人のペースにあった丁寧な指導ができるように心掛けています。また、私はここで働きながら、喀痰吸引や胃ろうの資格をはじめ、介護事業所・施設の評価者としてスキルアップするために、アセッサー講習を受講して指導者の資格を取得しました。施設からの勧めや自分の希望で、資格取得にチャレンジすることができ、金銭面やスケジュール面で協力していただけるため、前向きに成長できる環境です。
今後の目標
- 今まで以上に利用者様のニーズにお応えできるよう、施設内の動線を見直すなど新体制を整えました。合わせて、他職種との連携をさらに密にすることで、皆さまに満足していただける施設づくりに努めていきたいです。また、私は数々の転職経験から、言葉の使い方の大切さを学びました。同じ意味合いでも、言い方や言葉の選び方によってきつく感じたり優しく感じたりしますし、言葉を受け取る側の性格によっても捉え方が違ってきます。そのため、利用者様にお声がけする時は、その方の性格をよく考えています。丁寧すぎて堅苦しくなりすぎず、親しみのこもった会話を心掛けることで、心地よい場所だと思っていただければと思っています。