介護の勉強 私たちらしい働き方

石榑千穂さん

石榑千穂さん

入職4年目
  • 事業者ジャンル

    通所介護(デイサービス)
  • 勤務先

    デイサービス ふらっとひる/医療法人 義恵会(認定事業者)
  • 取得資格

    介護福祉士
  • 取材年

    2017年

通所介護(デイサービス)とは

利用者がデイサービスセンターなどに通い、レクリエーションや、日常生活の支援(食事・入浴など)を受けられるサービス。利用者の心身機能の維持向上に加え、家族の負担軽減が図れます。

介護職員として、また子育てママとして

目標にしたい方が多くいるこの職場で長く働きたい。

介護職をめざしたきっかけ

4世代同居だった中学生の頃、高齢の曽祖母が訪問入浴のサービスを利用しているところを間近で見ました。曽祖母に対してはもちろん、介護をしていた祖母や母にも温かく接し、またとても手際よく仕事をされていた担当ヘルパーさんの姿に感動したことを覚えています。そして「私も将来はこのヘルパーさんのように、介護のプロになりたい」と思いました。
介護福祉士養成校の短大を卒業後、他の事業所で働いていましたが、結婚を機に、より仕事と家庭を両立しやすい職場を求めて当法人へ。事業所のアットホームな雰囲気と、幅広い年齢層の女性が笑顔で生き生きと活躍している様子に共感したことが転職の決め手になりました。

私は今、こんな仕事をしています

併設のクリニックと連携しながら、通所してくださる利用者様お一人おひとりの身体状況やご要望に合わせた自立支援を行っています。身の周りのすべてのことをサポートさせていただくことが介護ではありません。利用者様がどのような方で、どのような願いがあるのか、会話と観察を通してその方の「個性」を感じ取り、寄り添いながら困難な部分だけをお手伝いしていく。それが私たち介護職の仕事だと思っています。初めは表情の乏しかった利用者様が、徐々に口数が増え、本来の明るい表情や活動意欲を見せてくださると、うれしいですね。ここで過ごす時間がその方の生活の一部に変わり、楽しみのひとつに感じていただけるようになったのだと、やりがいを感じます。

この職場の好きなところ

介護職員として、また子育てママとして目標にしたい方が多くいるところ。妊娠が判明した時、出産・育児休暇に入る時、復職する時、あらゆる場面で上司や先輩に相談でき、さまざまなバックアップを受けられたことで、現在の充実した生活があります。さらにありがたいことに、私が復職したタイミングと、法人がワークライフバランスの推進に力を入れるタイミングがちょうど重なり、昨年、事業所内託児所が開設されました。職場と同じフロアなので、通勤が楽な上に、安心して仕事に集中することができます。時々、庭で元気に遊ぶ息子の姿を、利用者様や職員のみなさんがほほ笑みながら見守ってくださるのもうれしいですね。

今後の目標

介護職員同士はもちろん、医師、看護師、理学療法士など多職種が一丸となってよりよい介護サービスを追求しているこの職場で長く働き、仕事も家庭もさらに充実させていきたいと思っています。日々を大切に、でもマイペースで。後に続いていくワーキングママたちのためにも、お手本となるような働き方をしていきたいですね。

後輩のワーキングママへメッセージ

復帰後、仕事も子育ても100%の力で取り組めていないのではと悩んだ時期がありました。でも今では、時間だけが価値ではなく、自分にしかできない仕事・子育てをしようという意識に切り替わっています。そんな成長の機会を与えてくれる出産・育児を、支えてくれる周りの人たちに感謝しながら、ぜひ後輩のワーキングママにも楽しんでほしいです。
※インタビュー内容は取材時のものです。
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