介護の勉強 私たちらしい働き方

辻章子さん

辻章子さん

入職9年目
  • 事業者ジャンル

    特別養護老人ホーム
  • 勤務先

    特別養護老人ホーム 岐南仙寿うれし野/社会福祉法人 登豊会
  • 取得資格

    介護福祉士、介護支援専門員
  • 取材年

    2023年

特別養護老人ホームとは

原則として、65歳以上で「要介護3以上」の認定を受け、自宅での生活が困難な方が入居できる施設。入浴、排せつ、食事、身体の移動など、24時間の介助を受けながら暮らせます。

上司や仲間と共に学ぶことで

新たなリーダーを育成したい

介護職をめざしたきっかけ

私が小学生のころ、大好きで尊敬する曾祖母は認知症で、入退院を繰り返しながら同居生活を送っていました。曾祖母が入院したときに、曾祖母の言動や行動により、身体拘束されているのをじかに見て、もっと良い介護ができるのではないかと疑問に感じました。曾祖母や家族のために、私に何かできることはないかと思い、介護職を志すようになりました。高校卒業後、静岡大学で福祉の資格が取得できる短大に進学。卒業後、地元岐阜に戻り、県内の特別養護老人ホームに就職しました。その後紆余曲折あり、曾祖母が入院している病院に転職しましたが、ケアマネジャーの資格がどうしても取得したかったため、その目的を含め現在の「岐南仙寿うれし野」へ入職しました。

私は今、こんな仕事をしています

私が勤めている施設は、ユニット型の特別養護老人ホームです。一度は病院に勤めたものの、介護職の仕事の難しさに直面し、より介護を実践できて学ぶことができる「岐南仙寿うれし野」へ最終的に入職しました。現在は、介護主任とケアマネジャーを兼任しています。ケアマネジャーは私を含め4名いて、経験豊富な先輩方のもとで勉強させていただくことで、自身の五感を用いてアセスメントを行い、個別的なケアプランを作成することができます。そしてケアマネジャーの業務を行いながら、現場の入居者様の支援にも携われるので、毎日がとても充実しています。入居者様はもちろん、介護職員や他職種の職員とのコミュニケーションも大切な仕事の一つとなっています。

やりがいを感じる時

10代〜60代まで幅広い職員がいる中、現状の環境下で体力的に厳しくなった職員の方は、ほかのグループ事業へ移ることも可能です。年配の職員もそれぞれの環境で長く活躍しています。また、育休制度などによる配置転換も相談ができるので、家庭や育児との両立もしやすいと思います。個人的には、ユニット型のアットホームな雰囲気で入居者様と寄り添えることと、ケアマネジャーとしてユニットで介護業務を兼任できることも魅力です。職員間では、理念や運営方針に基づき、全職員が同じ方向を目指していると実感できます。同じ価値観を持った上司や同僚と働けるため、相談もしやすくモチベーションが保てます。また、後輩たちも数多くいますが、私自身に賛同してくれていると感じられるときが、とても嬉しく思えると同時に、やりがいも感じられます。とても働きやすい環境だと思います。

今後の目標

モチベーションを高く持ち続け、後輩の指導や教育のスキルアップに努めたいと思っています。自分の持っている知識や技術、価値観を上手く伝えられるスキルを身につけ、仲間のモチベーションを高め合えるチームづくりができるリーダーになりたいです。そのためには、上司や仲間からさらに学ぶことを含め、新たな人脈づくりも積極的に行っていきたいです。今は、自分の後輩を育てることと、新たなリーダーを育成することに最善を尽くしていきたいと思っています。

私のワークライフバランス

現在、5歳になる息子がいます。息子のおかげで、なるべく残業をしないように定時で帰宅するなど、オンとオフをきっちりと切り替えしています。そのため、仕事の優先順位やタスク管理も意識的に行うようになりました。職場が各職員の家庭環境に配慮し、シフト調整してくれることもこの職場の良いところです。また、息子がまだ未就学児だったとき、グループ系列の未満児保育園に入園させていただいた際、入居者様とのふれあいを進めてくれるので、子どもの教育の一環にもなっていました。ほかに、施設が主催する「うれしの子ども食堂」が開催されるときは、今でも息子と共に楽しく参加させてもらっています。お腹もお財布にも優しいイベントで、とてもリフレッシュできます。
※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 辻章子さんが働いている認定事業者

    社会福祉法人 登豊会

  • 501‐6006 岐阜県羽島郡岐南町伏屋8丁目33番地
  • http://fukushi.touhoukai.or.jp/
詳しく見る

前のインタビューへ

次のインタビューへ