介護の勉強 私たちらしい働き方

川下葉子さん

川下葉子さん

入職6年目
  • 事業者ジャンル

    その他の介護関連事業
  • 勤務先

    小規模多機能ホーム さくらの杜/有限会社 望仙樓(認定事業者)
  • 取得資格

    介護福祉士・ケアマネジャー
  • 取材年

    2019年

家事と育児をしながらさまざまな資格を取得

介護の仕事を始めた頃の思いは今も持ち続けて。

介護職をめざしたきっかけ

将来の方向性を決める際に「人とふれあう仕事に就きたい」「困っている人の手助けをしたい」と思い、福祉系の大学に進学しました。当時は今のように高齢者向けの施設が少なく、大学卒業後は障がい者福祉施設に就職しました。介護保険制度が始まる前のことでした。それから高齢者、障がい者ともに施設を利用しやすい環境に変わっていったと思います。
結婚後しばらくは子育てに集中していましたが、子どもたちの成長に合わせて再就職をしました。新たな職場は、障がい者施設ではなく老人福祉施設でした。高齢者向けの施設での経験がなかったため、初めのうちは右も左もわからず肩に力が入っていましたが、「利用者様の気持ちに寄り添うケアをすることが大切」と先輩から教わり、思いやりのある指導のもと、のびのびと学びながら成長することができました。
介護の仕事は大変ですが、やりがいや喜びも大きい仕事です。再就職した頃に感じた思いを持ち続けて、時に初心に戻るようにしています。

私は今、こんな仕事をしています

老人福祉施設に再就職してからは、家事と育児をしながら、高齢者介護の経験を積み、それと同時にさまざまな資格を取得するための勉強もしていました。いろいろなことを両立するのは大変な時期もありましたが、介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格にも挑戦し取得することができました。
今は小規模多機能ホームでケアマネジャーとして、利用者様やご家族がどのような暮らしを希望され、どのような思いで過ごされたいのか相談にのる立場にあります。また介護福祉士としては、利用者様の人生観や価値観を尊重し、その人らしい生活が送れるよう寄り添ったサポートをしていけるよう努めています。

この職場の好きなところ

日常生活と向き合う仕事であり、毎日が同じようで同じではない仕事です。そのため、常にアンテナを張り巡らせ、変化をキャッチするようにしています。
求める質や目指すところが同じで、同じ方向に向かっていける仲間がいることはとても心強いですね。
職場の仲間とは、お互いに自分の思いや考えを伝え、学びあいながら向上できる関係性をつくっています。時には悩みを相談し、アドバイスをもらうことで良い方向に導いてくれます。個人プレーではなく、団体プレー。仲間との関係づくりが良質の介護へと結びついていくと思います。チームワークのよい職場環境の中で、やりがいを感じながら楽しく仕事を続けられています。そんな職場の雰囲気が、きっと利用者様にも伝わっていると思います。

今後の目標

情報収集はとても大切だと思います。さまざまな状況に対応し、利用者様やご家族の意向に沿う支援を目指すためにも、研修などに参加して知識を習得するほかに、施設外部とのネットワークを作り、会社以外の福祉関係の方と情報交換をすることもあります。例えば、行政機関や包括支援センター、後見人、民生委員など、いろいろな方と交流できる機会をつくっています。またケアマネジャーネットワーク会議での、先輩からのアドバイスもとても勉強になります。仕事自体も日々学びであり、向上心を持ち続けながら、利用者様とご家族の思いにできるだけ応え、困っていることを改善、緩和できるよう努めていきたいです。

私のワークライフバランス

家に帰れば母であり妻でありたいと思っていますので、仕事のオンオフを心がけています。私が仕事で、主人や子どもたちが休みのときは家事を手伝ってくれるので、常に家族には感謝しています。子どもたちが少年野球を習い始めてからは、週末は野球三昧の日々でしたが、野球に付き合うことでたくさん感動をもらいました。今は子どもたちも大きくなり、野球に明け暮れた日々が懐かしく感じます。最近の休日は夫婦で過ごす時間を大切にしています。自然を求めてドライブに出かけてリフレッシュすることが多いですね。休みを有効活用できるようになると、また明日からも仕事をがんばろうと思えます。
※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 川下葉子さんが働いている認定事業者

    有限会社 望仙樓

  • 〒507-0806 岐阜県多治見市上町3-12
  • http://sakurano-mori.jp/
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