介護の勉強 私たちらしい働き方

片田純子さん

片田純子さん

入職4年目
  • 事業者ジャンル

    特別養護老人ホーム
  • 勤務先

    特別養護老人ホーム 恵翔苑/(福)恵北福祉会(認定事業者)
  • 取得資格

    なし
  • 取材年

    2019年

特別養護老人ホームとは

原則として、65歳以上で「要介護3以上」の認定を受け、自宅での生活が困難な方が入居できる施設。入浴、排せつ、食事、身体の移動など、24時間の介助を受けながら暮らせます。

たとえ時間がかかっても、

利用者様の力を引き出していく介護がしたい。

介護職をめざしたきっかけ

当施設に興味を持ったのは、働く時間帯の相談にのってもらうことができ、子育てをしながらでも働きやすい環境だと知人から聞いたのがきっかけです。また、母が祖母を介護をするのを見てきたので、自分の経験のためにも介護の仕事をやってみたいと思いました。仕事としては未経験の分野で最初は分からない事ばかりでしたが、施設内の研修体制が整っており、一から根気よく教えていただけて安心して取り組めました。

私は今、こんな仕事をしています

30名の利用者様が生活するフロアの担当で、起床介助やレクリエーション、食事・排せつなど生活の介助全般が私の仕事です。当施設では、日常生活のなかで体を動かすことで寝たきりにならないことを目指しており、車いすを漕ぐことや、トイレに立ったり手を洗うことも“生活リハビリ”という意識で介助させていただいています。また、入浴は一般家庭のサイズと変わらない浴槽での個浴のため、入る時は自然と座位姿勢になります。この繰り返しも体の柔軟性を上げることにつながり、最初は車いすを使えなかった利用者様も乗れるように。ほかにも徐々にできることが増えていくのを実感しています。食事も、他の人が介助無しで食べられる姿を見て「自分の力で食べたい」という意思をもっていただけるよう、席順などを工夫しています。

やりがいを感じる時

当施設の働きやすいところは、誰でも意見が言いやすく、尊重してもらえるところです。各フロアの問題点などを、月に1~2回行われるフロア会議で話し合うため、問題が起こっても一人で抱え込むことなく、職員全体で改善策を考えて助け合う環境ができています。このような円滑なコミュニケーションが、利用者様にとってより良いサービスにつながるのだと思います。また、いつも心がけているのは、利用者様の心情をなるべく理解しようという気持ちで接することです。利用者様に喜んでいただけることが一番のやりがいです。こんなに1日に何度も「ありがとう」と言っていただける仕事は他にないと思いますよ。

今後の目標

資格取得のための勤務調整もできるので、来年はぜひ挑戦したいです。専門知識を身に付けることで、例えば認知症が原因で利用者様が興奮状態になった場合などでも、迷うことなく対応できるようになると思います。また、他職種の職員と情報交換できるフロア会議などでも知識を得られるので、もっと勉強してさらに介護に自信を持ちたいです。

私のワークライフバランス

現在2人の子どもは中学生になりました。もっと手が離れるかと思っていましたが、部活のバレーボールに力を入れているので、送り迎えや会合、PTAなどで案外忙しい毎日です。昨年、パートから正職員になりましたが、以前と変わらず我が家の都合を考慮して勤務を組んでいただけるのがありがたいですね。最初は「子どもたち大丈夫かな?」と心配でしたが、かえって子ども達が自立するいい機会にもなりました。家庭と仕事を両立することで、生活にもメリハリができています。
※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 片田純子さんが働いている認定事業者

    社会福祉法人 恵北福祉会

  • 〒508-0351 岐阜県中津川市付知町4575-1
  • http://www.keisyoen.jp/
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